オンラインワークショップ Girls in Control 日本語版 

女の子向けの「制御工学」オンラインワークショップ
  • 日時:5月29日(土)17時~18時30分

  • 場所:オンライン(Zoom を使います)

  • 参加費:無料

  • 主催:IFAC Foundation,(一社)自動制御協議会

  • 共催:制御工学教員協議会

  • 後援:IEEE Japan Council

フライヤー

 

概要

このオンラインワークショップは、「制御工学」という工学の一分野の概念を10~15歳の女子対象に 紹介することを目的としています。工学分野では今後ますます女性の活躍が期待されています。 工学や制御工学というあまり知られていない学問分野が、実は私たちの日常生活に深く関わって いることを楽しみながら学んでいただければと願っています。

「制御」の例は身近に沢山あります。私たちが走って何かを追いかけるとき、 キッチンで火加減をするとき、意識しないかもしれませんが、常に「制御」しています。 本ワークショップではビデオを用いた講義と、スクラッチという言語(scratch.mit.edu)を 使った簡単なプログラミングを通じて理解を深めます。

Girls in Controlオンラインワークショップは、世界中の大学で制御工学を講義している 女性研究者の有志がオーガナイズし、開催しています。今回は、世界中の16言語で同時開催されます。 日本語版ワークショップの講師は、英国インペリアルカレッジロンドンの田中玲子博士です。

参加登録について

2021年5月29日(土)17時(日本時間)からのズームオンラインワークショップ日本語版に 参加ご希望の場合には、5月23日(日)までに以下のいずれかの方法でお申込みください。

確認後、ズームミーティングの詳細を5月25日(火)以降に送ります。 質問等はメールにて上記アドレス宛にお送りください。


本ワークショップは国際会議 American Control Conference の開催に 合わせて世界各国で実施されます。詳しい情報は以下のサイトからご覧いただけます: GiC Workshop and Material

Q&A よくある質問

Q1. なぜ女子限定なんですか?
A. これまで男性主体だった工学の分野に、女性が積極的にかかわることに期待しているからです。Girls in Controlは、世界中の大学で制御工学を研究している女性研究者の有志でオーガナイズされており、ワークショップの目的は「制御工学という工学の一分野の概念を、10歳-15歳の女子対象に紹介すること」です。工学を女性に広めていきたいという思いや狙いから、女子限定にしています。

Q2. ワークショップはその日だけですか?
A. はい。1回だけです。今後、新たなワークショップの準備をしていく予定です。

Q3. ワークショップ当日に用意する物はありますか?
A. パソコン以外にはありませんが、ワークショップ中に気が付いたことや気になったことをメモできるようにしておくと良いでしょう。詳しくは、後日送られてくる案内書を確認してください。

Q4. 工学を勉強するとどんな職業になれますか?
A. 工学にも様々な分野がありますので、職業も研究、設計、開発、エンジニア、自動車や航空、建築、プログラマー等様々です。

Q5. 大学で工学を学ぶためには、数学ができないといけませんか?
A. 工学の目的は、科学的な知見や理学(数学、物理、化学等)を使って、理想や想いを実際のものや形にすること、そうすることでよりよい社会を築くことです。工学の分野では数学を世界共通言語として使うので、数学の知識は必要です。ただし、皆さんが考えている「数学ができる」ということと「数学を道具として使える」ことは少し違うかもしれません。実際に英語をコミュニュケーションの道具として使うことと学校の「英語ができる」ことが違うのと似ているかもしれません。ちなみに、大学の工学部では大学レベルの数学の勉強を続けます。

Q6. 制御工学を学ぶ事で、将来どのような事にいかせますか。またその為には今、がんばっておくべき事はありますか。
A. 制御工学はいろんな場面で活用、応用されています。詳しくはワークショップで聞いてください。 若い皆さんには、「これをすると将来得をするかな」、「自分の利益になるかな」と考えるよりも、まずは目の前の物事や学問を一生懸命楽しんでいただきたいと思います。工学は人類の叡智を用いて理想を具現化する(目に見える形のあるものにする)ことが目的です。このような工学にロマンを感じませんか?きっと楽しいワークショップになると思います。まずは楽しむことから始めてみてはいかがでしょう。